Raspberry Pi=ラズパイ
ラズベリーパイは、英ラズベリーパイ財団が開発した超小型コンピューターです。 (略して「ラズパイ」) 名刺サイズの小さな基板に、CPUにARMプロセッサを搭載、ハードディスクの代わりにスマホで使うmicroSDメモリーカードを装着して、データを保存します。 パソコンを構成するハードウェアの大半が詰め込まれていて、
- USB/LAN/Bluetooth/Wifi等のインターフェイスが付いていて、家庭内ネットワークに接続できます。
電源は、スマートフォンやスマートデバイス用の電源直結の充電ケーブル(microUSBタイプA)から取ります。 - ラズパイにはHDMI端子がついているので、ディスプレイにHDMIケーブルでつなげます。最近のHDMI端子付きのテレビに映せます。
- キーボード、マウスは普通のパソコンのようにラズパイ本体に接続します。
- インターネットからLinuxOS(Centos,Ubuntu等色々あります)をダウンロードして、microSDメモリーカードにインストールすれば、普通のパソコンと同じように、Windowsとおなじようなデスクトップ環境ができます。
- 標準オフィス統合環境「Microsoft Office」と操作性やデータの互換性を持ち、「Word」や「Excel」などのファイルを読み書きできるLibreOfficeが使えます。
- LibreOfficeには、ワープロソフトの「Writer」、表計算ソフトの「Calc」、プレゼンソフトの「Impress」、ドローソフトの「Draw」、データベースソフトの「Base」、数式エディターの「Math」の6つのソフトが含まれます。
- メールソフト、Webブラウザーもたくさんのフリーソフトの中から、好みのソフトを使えます。
値段は、プロセッサ速度が高く、有線LANのほかに、802.11b/g/n/ac無線LANとBluetooth 4.2 (BLE) の接続を備えたRaspberry Pi3ModelB+に、 ケース、接続ケーブル、microSDメモリーカード、 電源アダプタなどの必要なものを全て揃えた場合で 8000円程です。 |
Raspberry Pi ZeroW で、WiFi, Bluetooth のみで安くあげると、必要な周辺小物込みで、2700円程です。 |
ラズパイの使用用途
- フリーのオフィスソフト、メール、Webブラウザが使えるので、自宅のパソコンの代わりになります。
- ネットワークソフトを入れて、遠隔地を簡単につなぐ、ネットワーク接続装置
- ラズパイにUSBカメラを付けて、監視カメラネットワークシステム
- 筐体が小さく、HDMI端子でテレビにつなげるので、出張に持っていって、インターネットにつなげば簡易オフィスになります。
- LinuxはAIと相性が良いので、AIの実行環境になります。(多くの技術者がフリーのAIソフトをインターネット上で公開しています)
- 市販のロボットとラズパイとモニタを使って、ラズパイからロボットをコントロールしての店頭販売
ラズパイの操作はこんな感じになります
Google_AIY_VoiceKit を購入し、ラズパイを埋め込んで、AIスピーカにしました
- AIスピーカー=Google_AIY_VoiceKitは、ラズパイからPYTHONを使って制御します。
- ラズパイからインターネットにつながります。
- インターネットから、グーグルのAIデータベースであるGoogle Cloud Platformに接続します。
- その結果、GoogleHomeと同じように動かすことができます。
- 更に、ラズパイから色々なインターネット上のシステムと連携できます。
VoiceKit に質問して、色々答えてもらいました。
VoiceKit にしゃべって、メールで送ってもらいました。
ラズパイにVOLUMIOを入れて、ハイレゾシステムにしました
- VOLUMIOは音楽専用のLinuxデストリビーションです
- LAN上のPCにあるハイレゾ音楽ファイルを鳴らせます
- USBメモリに用意したハイレゾ音楽ファイルを鳴らせます
- 自分のパソコンのWebブラウザから操作できます
- Raspberry Pi Zero WH 1,800円
- JustBoom Amp pHAT 3,800円
- JustBoom Amp Zero Case Black 2,160円
- スピーカーは自宅にあったものを使いました
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ロボット
ロボットを色々な場面で役立てることが考えられています。
- ロボットをインターネットに接続して、インターネットと連携して動かすことができます。
- ロボットを動かすコントローラとして、ラズパイを接続します。
- ラズパイのLinuxからPythonプログラムを動かして、ロボットに対して、色々なことを指示できます。(色々なロボットでロボットを動かすための開発環境が提供されています)
- ロボットとモニタとラズパイを使って、PowerPointに用意したプレゼンテーションをロボットに喋らせながら、店頭販売などできます。
ラズパイには、初期状態でプログラミング言語「Scratch」が開発できる環境が用意されています
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化するのを受けて、子どもの習い事として、プログラミング教室の人気が急上昇し、そのプログラミング教室の教材として、子どもだけでなく、大人も一緒に学べるScratchが注目されています。
以下は「スクラッチ本」を参照して、プログラムを動かしてみました。
その他ラズパイネタ
環境設定
- テレワーク環境に接続するために、ラズパイで Wake On Lan
- ラズパイ4はブートできなかったり、画面が映らなかったり、故障が多い
- ラズパイにセットしたMicroSDにラズパイOSをセットアップするシェル
- セットアップ済みのラズパイOSをイメージバックアップし、リストアに備える。OSサイズを縮小する。
- ラズパイ2台をLANケーブル直接接続して、APIPA通信する
監視カメラ系
- MotioneyeOSをラズパイにインストールして、監視カメラにします
- ラズパイOS にmotioneyeをインストールして、Motioneyeosの機能を動かす(Rasbian Buster,BusterLite)
- 監視カメラプログラムのMotioneyeを パソコンやVirtualBox上のRaspberry Pi Desktop(x86対応にした PIXEL for PC )で動かす
- Windowsパソコン上のVirtualBoxで、PIXEL for PCからMotioneyeを動かして、監視カメラにする
無線アクセスポイントに利用
- ラズパイをACCESSPOINTにセットアップする方法(Bridge編)
- ラズパイをACCESSPOINTにセットアップする方法(IP Forward編)
- ラズパイACCESSPOINTにMotioneyeOSをセットアップしてドライブレコーダーにする
オンラインストレージに利用
- ラズパイで、ownCloud のフォークシステム NextCloudPi を動かした(テレワークで使える)
- ラズパイに、NextCloudをインストールして、自前のオンラインストレージをセットアップしてテレワークで使う
- NextCloudのオンラインストレージ機能を使ってみる
VPN通信に利用
- SoftEtherVPN に証明書認証を追加する
- 「SoftEtherVPNクライアント リモート管理」ツールで、SoftEtherVPNクライアントをリモート操作する
- ラズパイに SoftEther-Client をインストール
- ラズパイに SoftEtherVPN Bridge をインストール
ハイレゾオーディオに利用
- ラズパイに、VOLUMIOをセットアップしたときのメモ(Raspberry Pi Zero WH に JustBoom Amp Zero を使ってハイレゾ化)
- VOLUMIOをネットワークファイルサーバーに接続する設定
システム開発に利用
また、ラズパイではありませんが、ラズパイにSoftEtherを仕掛けたときに、「テレワークしステム/
Webカメラシステム」を構成するためのやり方で、次のネタをあげています。