ピコレーザープロジェクター「HD301D1」を使ってみました
ラズパイを販売している Raspberry Pi Shop by KSY で、ピコレーザープロジェクター「HD301D1」を購入しました。
DIY製品で、下のイメージのようにパーツで梱包されて送られてきました。
(組み立て自体は難しくはないのですが、ネジが小さくて、細かい作業になるので、精密機器のドライバでマグネット式のほうが楽だと思います)
これよりも新しい「HD301D1R1」もあったのですが、こちらはGPIOの入出力端子を使うらしく、config.txtを変更しなければならないようで、ラズパイありきの製品のようです。
旧版「HD301D1」であれば、HDMI端子から接続できるので、Windowsでも、なんであれ出力できるはずです。
「HD301D1」はレーザープロジェクターなので、普通のプロジェクターとは仕組みが違っていて、ピントに調整が必要なく、曲面や凹凸でも投影できて、いわゆるプロジェクションマッピングとして使えるものです。
ラズパイから映像を出力しようと、接続してみました。とりあえず、2階の焦げ茶色の扉をスクリーン代用で映してみました。
ラズパイをHDMIで接続して、電源を入れると上記画面になります。ここでラズパイの電源を入れるとラズパイの画面に変わります。先にHDMI接続して、プロジェクタの電源を入れてから、ラズパイを起動する手順になるみたいです。
HDMIを後から接続しても、映らないみたいなので、ちょっと間違えて面倒からも。次のイメージがプロジェクタの設定画面で、筐体の左側側面にある歯車を長く押し込むと設定画面が現れます。
- 2020.09.14 上記操作のときは、ラズパイを後から起動しないと表示できませんでしたが、その後の操作では表示できました。
ラズパイは、ラズパイ4で試しましたが、ラズパイ4の場合はディスプレイ表示に異常をきたすことが多々あるので、その時だけかもしれません。
ちなみにWindowsパソコンの表示では、起動順番で表示できない現象はまだ遭遇していません。
またラズパイもラズパイ3であればそんなに表示できないことは少ないような。
次がラズパイのイメージです。
画質的には、値段相当なのかな(18,000円)と思いましたが、Webでの評価を見ると音がしないのが、ポイント高いみたいです。
確かに音は全くしません。ここが、このレーザープロジェクタの利点みたいです。
※ 2020.09.14 その後の使用感想
正直なところ、ディスプレイが持ち込めない場所で、打合せしなければならない場合であれば、無いよりはあったほうが良いです。
机に映すだけでも、ちゃんと映るのが面白いですし、興味をひいたり、話題づくりにも良いかと思います。
ですが、私はせまい会議室で小人数の打合せで使いたかったので、相手にこちらの伝えたいことをしっかり伝えなければならない状況で、ノートPCを相手に向けながら、話ができるときにはプロジェクタは使わずに、ノートPCのほうが良いかなと思いました。
また、このコロナ禍のなかで、小学校で剣道の稽古を実施しているのですが、面の中にシールドやマスクをしなければならず、しかも基本的に声を出すのはダメで、稽古にならないという事情があり、夜間の小学校で電気を消して、真っ暗にしたなかで、YouTubeから取った日本剣道形を見せようかなと思って、持ち込んでみましたが、さすがに画質の問題で大きくは表示できないし、壁に近づけて表示しても、なんかチマチマしてやめてしまいました。
日経Linuxmの記事で興味を持ったのですが、実用的というよりは、私の場合は話題づくりのときにちょっとチラ見せの使い方になっています。
本格的プロジェクタはお値段高いので、18000円で安いと見るか、高いと見るか、意見の分かれるところだと思います。